桜の重

『桜の餌』終演しました。

ぽとん、と落とされたみたいなきょう。

きのうまであったふたつのお話をおもって、うれしいきもちがまたよみがえります。

缶詰編とレトルト編。

両方のなかで話すこと、息をすること、いること。

それぞれに流れる時間や空気に腰をかけて、それぞれを心から大切に思いました。

まったく違う世界だけれど、その根元はかぎりなく近い気がしていて、

そんな深度で考えたり感じたりできている時間がしあわせで。

日々にある混沌としたものとか、何層にもなって起こっている何かとか、

かたちにならない色々をすなおにそのままみつめていい時間がそこにはあって

無視せず大事におもっていいよって言ってくれているようなひとたちのなかにいられて。

役としても、わたしとしても、まるごとで、たくさんたくさん。

たくさんたくさん。

おもうことがありすぎて、くくることばがみつからない、です。

たくさんたくさん、だから
たくさんたくさん、また
わたしからも、渡していけたらと
それに尽きます。

みにきてくださったこと、
感想をくださったこと、
本当にありがとうございました。

宇宙級にちからをいただきました。

ふくらんだきもちをつれて、また新たにがんばります。
これからもどうぞよろしくお願いします。

ありがとうございました!