あふるるよる

きょうもあるいてかえります。

さいきんは、よるがもったいないくらい気持ちいいから

できるだけ、よるのかぜを浴びています。

生きてるともったいないことがたくさんありますね。

なんかそれは、無駄とか浪費とかのはなしじゃなくて。

あまっちゃうんじゃなくて、どうしてもこぼれちゃうものがあって

つかまえておくにもつかまえきれなくて。

だからわたしは、できるだけ、

分解したりしながらどうにかして、

こうしてことばにして、かたちにしておくのだとおもいます。

つかまえきれないよるは、きょうものびやかで儚いです。