かげのひかり

おでかけのさきは、美術館。

高校時代の恩師が、彫刻を出品していました。

なんと先生の案内付きで、展示をみる贅沢な鑑賞。

展示会場にはいると、木の香りがぐんっときて、高校の美術室をおもいだして。

なんだかそれだけでもにやにや。

先生の作品には、わりとすぐにであえました。

そこに立っていた女の子の彫刻は、木でできていて。

曲線がとてもやさしくて。

はだのいろは、うっすらピンクが透けてうつくしくて。

木目からも、呼吸をかんじて。

きゅっとしたくちもとに、何かを包むおだやかさがあって。

うっとりみとれてしまいました。


彫刻をみるのはたのしくて、影をみることができるのがとてもよくて。

それは、はなしのなかで聞くことのほうが大事にかんじはじめたことと似ていて。

素材と相談してつくられるというその過程も、とってもすきだなとおもったなあ。

かたち、というものにある意味とか

呼吸をとらえることとか

たくさん、たくさんのことを感じた。

たくさん、たくさんがそこにはあって

どうにも表しきれないから、ここには作品があるのだなあ。とか。

もっともっとみてみたい。

うけとることのできる量みたいなのって、ちゃんと、増えるんだなあ。