封韻

おいしいコーヒーを飲んで店を出たら

口の中の余韻が、電車を乗って、目的地について、腹ごしらえにおにぎりを食べるまで、つづいた。

ほんとうにほんとうにおいしいコーヒーで

そうだなあ、口の中で、3人くらいがフラダンスしているイメージ。

ぜったいつたわらないけど、のんだら3人くらいがフラダンスするの。

事実、するの。

おいしい、ことの所以って

その味そのものはもちろんだけど

イメージがひろがりゆくだけの余韻にあるなあ、とおもう。

ここにはないその風味も、フラダンスに波打つ姿が残してくれてる気がする。