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WOWOWぷらすと、『ヴェンダースを語る。』終えました。

ちょっと今回は、わたしのなかにふだんあるいろいろがヴェンダースの映画によってぱちぱち弾け出てしまって、とまらぬイメージとことばをそのままおいてきました。

イメージの壁をつく、みたいなことを、本気で日々考えていて

あたまのなかにあるものなら、それができる限り忠実に外に出せるように

そとにあるものなら、それをできる限り忠実に梱包できるように

時間、空間、かおり、色、温度、湿度、重さ、圧、手触り、明暗、音、リズム、距離感、、、

もう本当にいろいろなものでどうにかして360度の壁をついて、表現をしようと、いつもおもっています。

文字を書くときなら、文字で

芝居をするときなら、芝居で

歌うときなら、歌で

360度の壁をついて、わたしのイメージの限界までそこにおきたくて

それがどこまでできるか知りたくて、わたしはいろいろなことをしているのだとおもいます。

どの職業をやるひとなのか、ということもそうだけれど

ひとは、わかりやすい筋や、説明できるものを求めます。

わたしもよく、求められます。

でもわたしがほしいのは、もっとちいさなイメージの点々で、

その点々がのちに引き画でみたときに、何かの形になっていることが、さいこうのたのしみで。

そういうことを、ぐるぐるぐるぐるおもって、毎日ぐるぐるしていたから

ヴェンダースの映画を観て、ああ、こうして生きててもいいのかもな、と思えて本当にうれしいきもちになって。

だから、きょうのぷらすとは生きててうれしい!の回になってしまいました。

ああ、語りつくせぬこのおもい。

ヴェンダース、ありがとう。

そして、そのおもいがことばになったのは、ぷらすとというたくさんのいろいろを詰め込んだ場所だったからだなあ。

本日も、ほんとうにありがとうございました。