買い拓

さいきん。

何かを買う、ことの、たいせつさをかんじてます。

上海に行ったのがきっかけかな。

はたらいて、おかねをもらって、おかねをはらって。

あたりまえのながれなんだけど、

だからなんとなくほっといてもながれちゃうことのなかで

ちゃんと、なにに、じぶんの何かを分けるのか、みたいなこと。

とくにおかねをはらうってこと、あんまり物欲がないからしてこなかったけど

上海に行ってみたら、これだけで、これだけ見えることがたくさんあるのかってわかって

その価値の大きさを知った。

だからいまは、自分のなかから分け出でたいものがある。

まえよりずっと。

きょうもほんのすこし、大きめの買い物をしました。

ほんのすこしね。

これで今晩もたのしみだし、何年後もほんとうにたのしみ。

もったいないので、こたえはまたね。

買うってことは、どこかへゆくきっぷを手に入れるのと似ているのだね。

どこへゆくかはべつに、だいじじゃなくて

ただただいつも、ここじゃないどこかへゆけるってこと、見逃したくはないな。