夜は満足じゃ

上海1日目、夜。


ともだちのルームメイトともいっしょにすごすことに。

彼女も日本の女の子で、上海にとってもくわしくて。

通り過ぎる街並みのひとつひとつを説明してくれて、専属ガイドさんみたい。

本当にうれしい、ありがたい。

夜ごはんは火鍋。

来店時に受付表みたいなものをとると、そこからの待ち時間のあいだもひたすら店内でサービスが受けられる。

飲み物、お菓子、くだものにはじまり
ボードゲーム、写真印刷サービス、ネイルサービス、靴磨き

もう、やりすぎだよ、っていうのが売りらしい。

わたしたちはお菓子と飲み物をともにボードゲームをして、もうだんだん家みたいになってきて。

1時間半待って火鍋にありついたときには、火鍋を食べに来たこと、ちょっと忘れてたよね。

火鍋は出汁から何から選べて、トマト出汁ときのこ出汁にゴマだれやらパクチーやらで、たくさんの野菜を食べる。

これが、おっっいしい。

出汁がもうそれだけでスープとしておいしい。

席に通してもらってからもサービスはつづき、何度も席まで来て気にかけてくれたり

何度もおしぼりをくれたり、お菓子をくれたり、もう神様になった気分。

〆に頼んだ麺は、席まで男の人が来て、目の前で麺を華やかにまわしてのばし、鍋に投入してくれるパフォーマンスつき。

なんてこった、おいしいしおもしろいし、五感が追いつかない。

どうやらこの店が特別に、行き届きすぎたサービスをしてるんだとか。

最高のエンタテイメントでした。
そして、安かった。たらふく食べて1800円くらいかな。

そのあとは外灘の夜景まで連れてってもらって。


ポストカードにもなるような有名な景色は、色とりどりのイルミネーションが川の水面にうつってきれい。

プロポーズのスポットにもなるらしい。

23時ちょうどになると鐘がなって、一帯の灯りが一斉に全部消えるのもどきどきする。

上海の景色にはどこにも高い建物と川があって、

あまりに高い建物と川のセットが、時空がずれてるようなそこで重なってるような感じがして、けっこうすきだなあ。