めぐりのめぐみ


CDショップめぐりをして

CDって触れて、目に見えるからうれしいよねってこと、あらためておもった。

大好きな柴田聡子さんのCD、キラキラのジャケット、いつ眺めても大好きで

その気持ちと音楽がセットになって、また大切になる。

わたしのCDもそうなりますように、と、ゆめみたいにおもった。

それから、電車に乗って、それぞれの街へゆき、それぞれのお店まで歩くなかで

たくさんの人を見て、どんな風にこのお店にたどりつくか、も、かんじて。

なんだかとにかく、自分の足で歩いてよかったなあと、こころからおもったんだよなあ。

あたまじゃなくて、こうしてからだをつかって、

とにかく肌で感じて
たくさんの人と触れて

角が取れてくみたいなかんじがして。

あたまばっかりつかってると、ありもしない柱を立てて大きくなろうとしてしまうけど


からだをつかうことのくりかえしで、
川辺の石みたいにまあるくちいさくなっていけたら、すごくいいなっておもった。

そうおもえたことが、すごくすごく、うれしくって、ああ、よかった。

歩いていると、信じられないくらいすてきなことが降ってきたりもする。

でも自分の目で見ておもったことは、信じていいって、そろそろおもう。

似て非なるものや、表裏一体のもの。

まちがえることはたくさんあるけど。

たくさんまちがえて、きょうもまちがえて

でもすこし、見分けがつくようになったかも、とか。

行きたい場所とそっくりの、ほんとは全然ちがう場所には、そろそろいかなくて大丈夫だよって。

ひるがえりつづけるその場所は、
いつだってほんとうで、ほんきだし

流されて流されて、どこへでもゆこうよね。