リヴ

本日のWOWOWぷらすとは『リヴァー・フェニックスを語る。』

23歳、今のわたしと同い年で亡くなったリヴァー・フェニックス。

あまりにも純粋で、他人の命を本気で救おうとしたり、自分より家族の幸せをおもっていたというエピソードが番組中に語られました。

みんなが幸せな世界があればいいのに、という、非現実的な希望。

昨晩、心底思ったことでした。

誰かが幸せな瞬間に、誰かが不幸であることや

何かを掴んだ瞬間に、何かが消えること。

そういうのは、当たり前のことで、そうして世界が回っているのに、

そのことが気になると、どこにとどまれば正しいのかがどうしてもわからなくなったり、

落としてしまうものを無視できなくなる。

現実の中で生きてゆくには、背中を向けなければ不可能なことがある。

それを許していかなければならないのだなということを、よく、かんがえます。

もちろん同じくらい、忘れる時間もあります。

わたしはリヴァー・フェニックスように生まれ育ったわけではないし、気持ちは分かり得ないけれど。

リヴァー・フェニックスがさいごに立っていた23歳という地点は、わたしの23歳とはちがうけれど。

だけどわたしなりに今見えるここで、何を手にして、生きてゆこうかとか

何かを捨てても、生きてゆけばまた、会えるかもしれないとか

そんなこと、かんがえました。

背中合わせのいろいろは、もしかしたらいつか、剥がれて歩いてくるかもしれないからな。

松崎健夫さん企画でお送りした今回。

健夫さんだから抱いた、リヴァー・フェニックスへのおもい

中井圭さんのリヴァー・フェニックスをとおしてかんじる映画へのおもい

視聴者の方々の、たくさんのことば

なんだか胸がいっぱいです。

どうも、ありがとうございました。