散る会うと

さんぽが趣味で、このところまいにち、あるいています。

稽古期間っていっそう、さんぽがはかどって

気づけば歩き続けています。

頭の熱量や自分の速度を調整する時間になっていて、

じっくりあげたり、ゆっくりさげたりして
日常と物語の中を行き来する生活をつないでいるのだとおもいます。

緑の深い道を歩いていると、
駅で電車が去る時の風に乗ってきた、濡れた落ち葉と土の香りがして

あ、やっぱり来てたんだ、秋、とおもいました。

落ち葉なんてまだかなあと、おもっていたから。

なんとなく歩いた方向に、かおりのみなもとをみつけて、ちょっとドキドキ、うれしかったな。

こうやってふとしたときに、いつかのこたえがでたりして

ちょっぴり、あせらなくなりました。