傷つく、築く

修繕作業、みたいなのは、あまりすきじゃない。

傷に味や趣があるのでは、とおもうから。

だけど、のこしていかなければならないとか、もっとたくさんの人に触れてもらわないとならないとか

そういうほうがだいじなこともあるのかもな、って、このごろ、おもえた。

なおしても、なかったことにはならないし

積み重ねたものはたしかにどこかにのこっているはずだから。

なおして、かさねて、つよくなって、

もっとつづいてくこれからを、やっとこさ、おもう。