今、出切る。

月刊「根本宗子」『今、出来る、精一杯。』
終演いたしました。

ありがとうございました。

けさ目覚めて、もうあの2時間を経験しなくていいと思ったらからだがかるくてしあわせでした。

芝居をやっててあんなにかなしい毎日ははじめてで、

それくらい生きるか死ぬかのエネルギーがこもった作品だったのだなとあらためて感じています。

人のことを諦めることより、諦めないほうが苦しいのだなということをはっきりとおもいだし

麻痺できない感覚の鋭敏さに堪えていました。

感じたことは山ほどあるけど、それを文字にできるくらいならあの芝居をやる必要はなかったなあと、今、おもっています。

たくさんのかたに見届けていただき、本当にありがとうございました。

みていただく人がいてはじめて、かなしみがすくわれるのだなと感じていました。

誰かを心から思うかなしさがやっと昇華されて希望になる気持ちがしました。

本当に、ありがとうございました。



きょうはこれから、朝劇下北沢の脚本を書きます。

目をつむってても大丈夫な朝
書けますように。