ほんじつはWOWOWぷらすと『第二次バンドブームと奥田民生』でした。

わたしが奥田民生さんを知ったのはたぶん幼い頃のPUFFYがさいしょなのですが

三つ編みをして眠って髪の毛をパーマにして、二つに結んでまねっこしてたのをおもいだします。

なりたかった、PUFFY。

そのあとちゃんと奥田民生さんの音楽を聴いたのは、大学一年の川釣りドライブの帰り道でした。

くたびれた車内、
軽音楽サークルのあこがれの先輩たち、
夕陽、

「なにきく?」
「奥田民生?」

それで流れ出した、たぶん、『股旅』のアルバム。

みんな無言できいてた奥田民生さんの音と、ドライブのリズムがすごくよかったのがわすれられません。

青春っぽかったのも、あるなあ。
しずかにどきどきしてました。よかった。

こんかいあらためていろんな奥田民生さんを聴いてて

バカみたいなコメントだけど
あーどれも奥田民生さんだなあ、とおもったし

部屋のなかでぬくぬくとしてる間にアルバムおわっちゃうくらい自然にながれてゆくのに

ふと耳に引っかかることばとか、ちゃんときいたときのことばとか、びっくりするくらいよくってたまらなかったです。

『コーヒー』『海へと』『人間』『悩んで学んで』

すきです。

生きることに耳をかたむけることに熱心な人がすきで

そう、そんなこと、おもいました。

だから脈の音が聞こえるし、

なんだか体温みたいなかんじがするのかもしれないなあ。

きょうのぷらすとは視聴者のかたも、語るわたしたちも地つづきなかんじがいつもよりずっとして

それもまた、自然ですきでした。

たくさんのかたにとっての奥田民生さんがきけてうれしかったです。

これからますますすきになりそう。

ご視聴、ありがとうございました。