判か、半か。

崩れて、固まって、崩れて、

きょうはぐちゃぐちゃから半熟みたいになれた日だった。

ある程度の形を保ってないと、日々を越えられないけれど

固まってる時っていうのは、自分に対する疑いが弱くて危うい。

いつも半熟くらいでいいなあと思う。

茹で上がってちゃいかんなあ。

良きところで、冷まさないと。



朝劇下北沢平日『リブ・リブ・リブ』
5月一度きりの公演を終えました。

みんなで見つめ直して作った、たった一度きり。

ロングランの中での一度きりは

お客さんにとっては一度きりしかないひとときにはふさわしいし

いつも来てくれるかたにも、いつも新鮮に見ていただくのにふさわしい

そんな力の注ぎ方になれたかなあ、と、おもう。

いつだってあたらしく、やわらかくいたい。

その瞬間に起きたことをいつもあたらしくうけとれるからだでありたい。

いつも半熟の半人前だって、認められる自分で、ありたい。

たまにえっへん、って

そんな日も許せる半人前で、ありたい。