日曜チーム
『いつものいつか』(脚本)
作 福永マリカ/演出 原将明
@下北沢CAFE VIZZ
12月23日(土)30日(土)9:00〜
ご予約はこちら

朝劇下北沢プロデュース
『夜に生きて、』(出演)
作・演出 松澤くれは
@CAFE VIZZ
12月16日(土)9:00〜
完売いたしました。

◉日本劇作家協会主催リーディングフェスタ
『食べるを読む』
12月16日(土)
@座・高円寺
詳細はこちら

◉ショートフィルム脚本
空中メトロ『openroll』
上映会&ライブ
12月17日(日)18:30〜
@下北沢・近松
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◉一人芝居フェスティバル
APOFES2018』出場決定
作・演出 福永マリカ
出演 関森絵美
1月17日(水),21日(日),28日(日)
@千歳船橋APOC THEATER
ご予約はこちら

◉ミュージックビデオ

KANA-BOON『バトンロード』


シンクロリウム『ロングスリーパー』

◉映画
『漫画誕生』
2018年夏公開予定

◆エンターテインメント深堀トークバラエティー


2016年6月10日

塊と魂

何年か前、わたしの頭の中には「マトリョーシカ構造」と呼ぶ思考回路があった。

私を見ている私を見ている私を見ている私を見ている私を見ている私を見ている私…

というのが無限に働く思考で

ちょうどマトリョーシカみたいに、「私」の外にどんどん「私」がいる。

名前は勝手につけた。

マトリョーシカの場合、開けると中に小さなマトリョーシカがどんどん出てくるのだけど

これとは逆に、外へと増えて、どんどん大きくなっていく。

そして、どんどん、「私」本体からはなれてゆく。

そんな回路が止まらない時期があった。

要するには、「私」は「私」がわからなくて

「私」を疑う「私」を作らなくては、信じることができないのだけど

それはどうしたって無限に連なってしまって、結局信じられないし、そこに真実はなかった。



昨日、
糸あやつり人形劇『ゴーレム』を観て、そんな思考を丸ごと思い出した。

『悪魔を汚せ』の演出をなさっていた、寺十吾さんが出演していて

寺十さん演じる男が、バラバラになってゆく様を見た。

マトリョーシカ構造の思考のとき、いちばんこわいのは

肉体から、「私」がどんどん遠のいていくことだ。

「私」とは

思考なのか
心なのか
脳みそなのか
魂なのか

それはわからないけど

その全てと肉体をつなぐ糸みたいなものが
絡まったり、千切れたりして
どんどんバラバラになってゆく。

肉体というケースの中にいないと、「私」は生きられないのに。

人形と人間が同じにならび、
そこで生き
紡ぎ、絡まるのを見て
本当の「生」についてかんがえていた。

その様は混沌としているのに、あまりにも明快に目に見えて
だから鮮明に、わたしの回路が蘇った。

終演後に寺十さんや、一緒に観に行った祁答院さん、秋月さんと言葉を交わせたわたしは

マトリョーシカ構造のなかにはいなくって

きちんと「相手」をみつめ、
生きられる幸せをおもった。


『ゴーレム』
6/12まで、KAATにて。