経快

とてつもなく豊かな経験をした。

経験、なんて、ふだんあんまりことばにしないけど

きょうこそ、つかうべき、ときだった。

うまくかきあらわせられないけど

かけがえのないおもいをいだいてる。

かけがえのない、おもい。

こんなおもい、二度とないし

どこにもない。

なんてことだ。とんでもないきもち。

いままで抱いてきたいろんな法則や、〜べき、みたいなものがとってもどうでもよくなったし

やっぱりまちがってないんだなってことも、おもった。

ただ、こたえはひとつじゃなくって

真実はひとつじゃなくって

ちゃんと生きてりゃ、それが真実

それだけのことだった。

ちゃんと芝居をやる

ってはらをくくったからこそ

もっとひろく、もっとゆたかに

そのなかにある、いろんな「生」の可能性をみつめていける気がしてる。

たくさんのすべてが、

ひょんなところからの風が、

偶然の重なりが、

適当、を、おしえてくれる。