ぴんと、ゆるりと

どこにピントをあわせるか

それだけのことだなあと日々思う。

感じていることなんてやまほどある。

見えているものだってやまほどある。

だけどどこにピントをあわせるか

何を裏ごしして

何を抽出して

何をかたちにするか

それだけのことだなあとおもう。

まとも、も、へん、も

かんたん、も、むずかしい、も

やさしい、も、きびしい、も

ほんとはぜんぶくるんでる。

そのうえで

なにをひとにわたしていくのかってこと

わたしはこの一年でだいぶよくみつめている。

あらわれているものがすべてじゃないんだよね。

あらわれているものは、

そのひとが、はらをくくって

えらんで

しめしていこうときめたものなんだよね。