あぶく、いぶき

こころのなかに

すこしあぶくがたっている。

くちゃくちゃくちゃっと

ぶくぶくぶくっと

ひとひとひとと、の、日々の中

すこしあぶくがたっている。

まいにちおもうのは、ひとのこと

まいにちかくのは、ひとのこと

わたしもふくめた、ひとのこと

だってそうよ

ひととひととで、
いきてるんだから。

あたりまえをいきられるようになったから

あたりまえなことを、しつこいくらいにおもってしまう。

そしてまた、あぶくがたつ。

ぶくぶくぶくっと

おぼれそうになることもある。

やさしさや愛みたいなそんなものに。

でも

ぶくぶくぶくっと
息ができてること

生きてること

それをたいせつにおもう。

はじけて消える、瞬間を

つかまえはしない。

ただ、あるがままに。