妙の命

久々に会った友人の岩井七世に

「まりくんはすぐ切なくなるねえ」と言われた。

そう、すぐ切なくなる。

すぐ妙なきもちになる。

だからすぐ珍妙なかおをしてしまう。

こまったね、

今年の夏も花火ができないのは、そういうわけだよ。



夏の終わりにあらわれた岩井七世は

朝劇下北沢にすーっとはいって
ぱちんとはじけてゆきました。

きょうも朝劇下北沢『朝が起きたら』
ありがとうございました。

次週はいよいよ今作の千秋楽
わたしはゲスト出演します。

自分の書いたことばを、音にする時、目から発する時、わたしはどうあるのかなあ。

こんなときこそ

妙なきもちになれたらいいな、とおもいます。

まだことばとして生まれていないきもちが
生きてるとありすぎるから。

あれでもないこれでもないと
妙をころがして
それでもことばを放ちたいとおもいます。