『下北LOVER』
@下北沢CONA
4月12日(金)9:00/4月27日(木)9:00
ご予約はこちら

日曜新作 脚本担当
『いつものいつか』
4月30日(日)9:00スタート
@下北沢CAFE VIZZ
ご予約はこちら

◉鵺的 奥野亮子企画
『鵺が、』vol.2〜さえずる
5月26日(金)-27日(土)
@ nakano f
ご予約はこちら

◉鵺的第11回公演
『奇想の前提』
作 高木登
演出 寺十吾
7月21日〜30日
@中野テアトルBONBON

◉映画
『スカブロ』
6月3日 横須賀HUMAXシネマズにて先行ロードショー
予告はこちら

『漫画誕生』
2018年夏公開予定

◆MV
Super Ganbari Goal Keepers
◆企業PV
東栄住宅

◆エンターテインメント深堀トークバラエティー


2016年11月30日

ゆう

きのうは、ここぞとばかりに、あそんだ。

朝劇を終えて、
関森絵美ちゃんとごはんをたべて。

すこしひさびさに、ゆっくり話す時間を得たわたしたちは

なにからはなそうか、すこしわからず

ぽつらぽつらと、このごろをはなしながら

おいしいごはんをたべた。

ごはんをたべたらあたたまってきて

ことばもするりするりとでてきた。

すべりがよくなったわたしたちのあいだに

たくさんたくさんのあれこれがとびだして

たくさんたくさんを交わした。

そうしたらきっと、まだ足りなくなって

あてもなく下北沢をあるいた。

目的のない時間は

とてもせかいをひろげてくれて

気づかなかったあたらしいおみせや、ずっと気になっていた場所をじいっくり、みた。

こんなに知っているはずの下北沢は、
こんなに知らなくて新しくて、

まだまだまだまだ歩きたくなった。

「クレープが食べたいね!」

おもいたったわたしたちは

14年前から知っているのに、こわくて一度も足を踏み入れなかった、
あやしげなクレープ屋へ行った。

あやしげにおもっていたそのクレープ屋さんの店主は
とてもやさしくて、いいひとで

その人の手から渡されたクレープは、
とてもすなおに、おいしかった。

高校生みたいに
ふたりではんぶんこしてたべた。

はじけるみたいに、たくさんわらった。

その時間たちは

いちまいいちまい、なにかをはがしていくみたいにして

ひとつひとつ、なにかを背中からおろすみたいにして

すべてがかるくなって

過去も未来も今さえも

全部ないみたいな不思議な世界に連れて行ってくれた。

天を飛ぶみたいに、自由だった。

どんどんどんどん、自由だった。

遊ぶ、って、このことか、って

全身で思い出した。

おなかのそこの、そこのそこからわらって

からだが鳴った。

この上ないしあわせだとおもった。

下北沢の上空に続く線路は、

まだまだまだまだ、どこまでもつづいて

その日いっぱい、かけていった。

ストン、と帰ってきたきょうは

おふとんをせんたくして、

12月へ向かう準備は万端になった。

2016年11月28日

スカブロッド

映画『スカブロ』
すべての撮影をおえて、
横須賀から帰ってまいりました。

手応えよりも手触りのある仕事がしたい、と願って
ここ何年も過ごしてきたこと

また見つめなおす数週間でした。

横須賀の地からうまれたこの作品は
横須賀の血でできていました。

街は人
街は言語

ここにはわたしの知らない人がいて
わたしの知らない言語がやまほどありました。

方言とは、すこしちがう
その人たちの間にだけ、生まれる言語みたいなもの。

きっとほんの少し歩けば、
そんな違う言語が
そこここにあるんだとおもいます。

これまでずっと、ここで生きてきたと

嘘なく過ごせるように

その血からことばをはなせるように

そんなことをおもってすごしていました。

生きた血の通い
筋の通った
すてきな方々に囲まれて

本当に刺激的な日々でした。

この波動が届く日を、
たのしみにしていてください。

矢城潤一監督作
『スカブロ』

出演
窪塚俊介
RUEED
AISHA
福永マリカ

来年公開予定!


2016年11月26日

ゆきゆきて

ツイッターをはじめてかなしいのは

なにをこの雑記に書いて、書いてないのか

わからなくなってしまうこと。

よくないです。いかんです。

ここにしか書かないこともおおいのだけど

いつかふりかえったとき

ここに書かないとのこらないことがたくさんあるから

それがふあんですね。

おとといは、11月のくせに雪が降りまして

54年ぶりですって。半世紀。

記録的なので記録しておきます。

そんな日だけれど、はしゃぐこころは見なかったふりをして

お仕事をしていました。

立ち止まったら、ひい、となることも

日常のなかにまぎれこんでいって

毎日お仕事をするって、当たり前だけど、すごくいいことです。

ありがとうがいっぱい。

せっかくなので、これからのお仕事のお知らせをすこししますね。

11月29日(火)
朝劇下北沢平日チーム
『下北LOVER』
@CONA下北沢店
世田谷区北沢2-11-2
下北沢駅南口より徒歩1分

8:30開場
9:00開演

朝食・ドリンク付 2500円

下北沢のおいしいお店
ぎゅっとした空間に
たくさんがつまっています。

人生に何度も訪れる
あーだめだなあ、ってとき。
そんなときも朝が来て
うっとうしいけど、ありがとうとおもえたりして。

そんなおはなしです。
ぜひ。

チケットはこちら!



12月10日(日)
ライブ出演
『Joy Ride』
@秋葉原cypher

14:00開場
14:30開演
19:00終演

新・チロリンでお世話になっているpolymoogさんのやっている『ELEKTEL』というユニットのライブに、うたで参加することになりました。

なにかいっしょにやりたいねえ、とずっと言ってくださっていたpolyさんが、
今回、曲を書き下ろしてくださったのです。

そういうわけで、この日はお披露目となります。
出番は17時くらいみたいです。
久々にライブをするので、とってもたのしみです。
ぜひぜひいらしてください。

詳細はこちら〜


2017年2月22日(水)〜26日(日)
千代將太 プロデュース公演
『  推定恋愛+  』
@広尾 天現寺多聞ホール

こちらはすこしさき、来年ですが
さっそくうごきだしております。

お話を読んだ時、とても個人的にはホイチョイ映画をおもいだしました。

ほんのり懐かしいのが、とても、いいです。

ご予約開始は11/27(日)、あすですね。
ぜひ、お越しくださいませ。

ご予約はこちらです。



ひっそりうごいていることも、いくつかあったりして、おしらせするのがたのしみです。

ひとつひとつ、丁寧にゆきます。

たのしんでいただけますように。

2016年11月23日

こわだか

ちょうこわいこと、が、ちかづいています。

ことしはこわい、こわい、ばっかり言っていて

肝がもちませんね。

こわいことは、やってみたいことだよ

って、たしか2年前にだれかとはなしてから

あーぜったいにげない、っておもって

二つ返事に身をまかせて過ごしてたら

ありがとう、こわい三昧でした。

ふとしたときに泣きそうでちびりそうで

でもそんなときはなかまがいて

なかまとか、えらそうに両手ひろげられるようになったのもことしで

ことしは、すごいなあ。

いっぱいだなあ。

はやくもふりかえりそうになっちまったことしも

のこすところあと、あと38日くらいです。

肝、もつかなあ(笑)

きょうのそとは大晦日みたいで

疑似体験をして、

ここまでに為しておきたいことを

しみゅれーしょん。

2016年11月21日

めぐりのめぐみ

23日に雪が降るからと

いそいで厚手の布団を洗ったり

そのすきに野菜を買いに出たり

帰ってきてそれを茹でたり
くたくたに煮たり

おんなのこの絵ばかり描いていた。

今日はそんな日。

そんな場合じゃない、そんな日。


きのうは、朗読書店『オンリー・ブック・リーディング』
1日かぎりの公演を行いました。

お越しくださったみなみなさま、
ありがとうございました。

主宰の内田裕基君は、大学一年のときに人づてに出会った、同い年の脚本家です。

18歳の当時から、とても精力的に自主映画を作っていて、エネルギッシュで。

自分で何かをしよう!ということがなかった時代のわたしでしたので、ひたすらにすごいなあ、と思っていた覚えがあります。

そこから24歳のきのうにいたるまで
いっしょになにかしよう!と、おもいつつも、なかなか実現できずにおりました。

それが、実現した、そんな日でしたもので
わたしはとても、嬉しかった。

昔に出会った人と、
お互い別々に生きて、
生きたぶん形を変えて、
それでもこうしていっしょに仕事ができる日が来るって

なんてすごいことなんだ、と
あらためて手にとって、すこぶる嬉しい。

続けていなきゃ会えたなかったし

わたしが自分で動き出すようにならなきゃ出来てなかったし

内田君がこうしてプロとして活躍していらっしゃるからこそ、たどり着いた企画だとおもうので

そんなすべてが重なる日が訪れて、
ほんとうによかったなあと感じました。


たいへん個人的な感想ですが
せっかくなので、書き残します。

公演の内容については、オンリーユーな、来てくださったかたがたがもってかえってくださったので、ね。

内田君が「同年代の脚本家」と、私を指してくれるたび

どきり、と正直こわくもなるし
書き続けねばならないな、と、腹を括ります。

演者と、作家、として作った今回でしたが

おなじ書く者として、そばでその仕事ぶりを久々にみて、また強く刺激を受けました。

そして、共演の冷水優果さん
装丁を担当されたサワイシンゴさん

みんな同世代で
それぞれのすべであるいているかたがたとご一緒できて

ああ、がんばろう。と、ひたすらにおもいました。



そう、だから、
衣食住を充実させて
まんぞくさせてる場合じゃない今日だった。

まだまだまだまだ、
たくさんまなびます。

たくさん痛いおもいをします。

まちがえます。

おしえてもらいます。

ゆるしてもらいます。

ゆるします。

はなしあいます。

みつめあいます。

ひとりも、

だれかとも、

たくさん、生きます。

そだてた手で、つなぎます。

そだてた心を、どうしようもなく重ねたくて

はぐします。

2016年11月18日

ほしをあつめに

わたしはきほんてきに、なまけものなので

できればふとんのうえに
ころころころがっていたいし

かたてにはいつも、
ほしいもなどをおいておきたいし

やさしいかふぇらてを
えんえんのんでいたいし

そとにでるなら
じぶんのぺーすでさんぽをしていたいし

つかれたらすぐに
ちゃをしばきたいし

やめたくなったら
すぐにいえにかえってまたころがりたいです。

あんまりばれていなさそうなのですが
そういうにんげんです。

いやそういうにんげんじゃないふりを
こどものころにしてきたのでしょうが

そういうにんげんです。

ですが
こどものころよりもいまのほうが
そういうにんげんだとしゃかいてきにこまるので

そういうにんげんでは、いられません。

だので
はいどーどーはいどーどーして

そうするとまたそこにはたのしいことがあって

ちからをもらって

ねどこにもってかえって

それをほくほく、もひもひ、と
はんすうしてまたしばらく、くらせてしまうのですが

それではどーどーめぐりなので

さあきょうも、
はいどーどーはいどーどー、です。

2016年11月16日

居間

今日以上のことは信じられないけど

今、のことしか、わからないけど

それでも今日があるから明日があって

今があるから、次の瞬間がおとずれることが

たしかに、たのしく、たのしみになってきた。

大げさでもなく、否定的でもなく、ただここにあることを受け取れるしなやかさをみつけられたのかもしれません。

今を過ごす余裕しかなかったときの「今を生きる」よりずっとゆたかに

「今を生きる」ことをみつめています。


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1年前の日記でした。

やすみなく続く今、今、が続く、今は

すこしとまってみたくもなるけれど

明日も明後日も

一ヶ月後も三ヶ月後も

半年後も

一年後も

今日以上のいつかに

誰かとの約束がある今は

とまれないし

とまりたくないね。

そのときのわたしにも
会いにいかなくてはならないからね。

誠意を失ってはいけないよ。

いつだって、今を見つめていきなさいね。

2016年11月14日

ときのしっぽ

「ほんとうにいやだなあ、とおもっていることって、ちゃんと過ぎ去るんだっけ」

とおもっている時間と、

「ほんとうにいやだなあ」

とおもっている時間と、

「ほんとうにいやだなあ、とおもっていたことも、ちゃんと過ぎ去ったわ」

とおもう時間。

そのすべてを、このまえひさびさにすごした。

いやだなあ、には、希望もちゃっかりまじっている。



「大丈夫、なにがあっても時間は勝手に進むし、過ぎるから」って

よく母に言われたことをおもいだす。

たいていのことは、それで乗り切ってきた。

時間が進んで、たすけられてきた。

巻き戻したい!とおもう後悔も、もちろんたくさんした。

でもそれさえも

時間が進めばわすれたり、癒えてきた。



なんて書きのこした今朝をおもいかえす今夜は

とうに忘れてたはずの
いつかどこかの怒りとかなしみが

ふいに、ふつふつと色彩鮮やかに湧き上がってびっくりする。

まだ生きてたのかい。

時間は、行き、来、するんだな。

時計のうえにある時間、だけが

時間、じゃないのね。

2016年11月13日

ヤンヤンあそボー

ひと、に触れると

どこもホームになることを知る。

春に行った、広島でもそうだった。

ひと、に触れた瞬間

ここにいていい、っておもえる。

ここになにかを生み出そう、っておもう。

すべてはひとにはじまり

ひとにおわる。

わたしもふれて、やさしいひとになりたいです。

いつもいつも、そうです。

横須賀で出会った、ちいさなおともだちは

3時間くらいかけてなかよくなってくれました。

さいごはわたしのあしでつくったトンネルを、くぐってくれました。

はぐ。

2016年11月12日

まちびと

なんと。
映画におじゃますることになりました。

『スカブロ』
監督:矢城潤一
主演:窪塚俊介

オール横須賀ロケ
街はもちろん
ひとも、物語も
横須賀からなる映画です。

わたしは横須賀出身ではないのですが
ひっそり神奈川出身です。

いま、撮影に入り
横須賀ですごすなかで

すこしずつ横須賀の血をもらっているところです。

横須賀は、とても不思議なまちで
観光地のようでもあり
懐かしい故郷のようでもあります。

とおくて、ちかい。

日常に、非日常が溶け込んでいるというような。

あるけばHI!みたいなことばもとびかって
みなともだち、ブラザー、な距離間。

タイトルにもある「ブロ」は
まさにそんなことばです。

まちに、ひとは似るし
ひとは、まちに似る。

朝劇をやっていても、日々感じていることです。

そんな、まちと、ひとの
ほほえましいほどに似た温度を

この映画のなかにうみだせたらいいなあ、とおもっています。

現在、毎日、撮影中。

とってもすてきな役をいただいたので
ふつふつふくらませて、かわいく育てます。

来年公開予定です。

どうか、たのしみにまっていてくださいね。

2016年11月10日

とおくのきおく

時間を手に入れるには

電車に乗るのがいちばんいいようにおもう。

なんの目的もなく

ただただ長いこと電車に揺られる。

自分は止まったままなのに

すすんでる。

気がつけば知らない場所にいる。

そうすると、なんだかタイムトラベルみたい

時間がうまれたきもちになる。

きょうはいつもいかない場所に行ったので

さらにとおい場所まで

ひたすら電車にゆられてすごした。

時間のトンネルのなかで

止まることのできなかった日々を立ち止まって、つかんで、はなした。

たどりついた駅。

ドアが開くと冬のしんと冷えたかおりがして

季節まで越えたみたいにかんじた。

そしてうそみたいだけれど

そのまちで、何年も探して見つからなかった絵本と、再会した。

わたしが小学生の頃、毎日図書館で読んでた絵本。

ずっと、ずっと、

会いたかった絵本。

買って、読むと、

やっぱりさいこうにすきで

ここにわたしのことばや、物語の、原点があることを知った。

わたしのことばの教典なのかもしれないとおもった。

3年ほど前に書店で見つけた時は、ひとにあげちゃったのだけど

こんども、ひとにあげることにした。

だいすきなので、あげることにした。

それは、さかなをうみにかえすようなきもちで

てにいれるのは、すこしちがうきがするのかもしれない。

もっとむかしっから、てにしてたものがあるから

ひっそり、ひびにおりこんで、

そのそんざいをかくにんできたら、いいとおもった。

2016年11月9日

うずみし、

プロペラ犬『珍渦虫』

全18公演、無事に遂げました。

ほんとうにありがとうございました。

すべてを終えて舞台を降り、役柄を脱ぐと

ああ、わたしはとんでもない場所に居たんだな

ということをまた、ありありと実感して、ヒリヒリしました。

それくらいわたしには挑戦的な場所で
だけど、だからこそ、そこを飛び越えて

ただただひたすらに作品の中に居ることに集中することしかないな、と、

毎日かみしめる13日間でした。

そういう"真ん中"に返してくださる、共演者のみなさん、スタッフのみなさんがいて

18公演を、毎回、気持ち新たに踏めた気がします。

初めてお会いしたときから、最後まで

人として、それぞれの役割として
ほんとうにすてきなひとりひとり、そしてチームでした。

その真ん中には、
水野美紀さんの身体中をうずめている、無限の"それ"がありました。



きっとおおくの物語は"それ"の話をしていて

信じている人、信じていない人

信じようとしてる人、信じまいとしてる人

いろいろが交わりあって

それでも生きています。

わたしはいつも、"それ"に困っているし

もしかして、だから、こうして芝居をしているのかもしれません。

人へ、だけでない

わたしにまつわるすべてへの

そして
わたしにまつわるすべてからの

"それ"が叶うことはとてもむずかしいから

こうして現実を超えようとしているのかもしれません。



『珍渦虫』に生きるわたしは

"それ"を、あるがまま

そのことばがうまれるべくしてうまれたときのような

しなやかさ、やわらかさで

みつけだす瞬間をすごさせてもらいました。

そのことが、ほんとうにしあわせでした。


たくさんのみなさまにお越しいただき

ほんとうに、ほんとうに、
ありがとうございました。


このさきも、何度でも何度でも

"それ"に困って、困り果てて

芝居をしていこう、と、おもいます。

2016年11月4日

あるふぁのみらい

きょうはまた、たまらないおもいの日だ。

『珍渦虫』を、恩師がみにきてくれた。

高校の先生。そして彫刻家。

高校の後輩も来てくれた。

おわっていっしょに、

おいしいさかなと、おさけをあじわった。

金目鯛の煮付けと、のどぐろの塩焼きは

身とそれ以上のなにかふくよかなものをまとっているような味わいで、ためいきものだった。

そうそう。身とそれ以上のものがあるのだ。

この、贅沢な日々は。

ほんとうにしあわせなことだとおもう。

こころから、あり、がたいことだと、おもう。

人生の大先輩の先生は、またことし、ゆめをかなえる。

そしてわたしはそのゆめに、ひっそりのせてもらっている。

わたしのまわりの友人も、このごろ、ゆめをかなえている。

わたしも、まいにち、ちいさく、ゆめをかなえている。

ゆめ、とか、かなえる、とか

チープなことばにきこえる日もあるけど

ほんとうに、てにとる、そんな瞬間を目にすると

いかにそれが重厚で豊満なことか、わかる。

身と、それ以上の、もの。

ゆめって、そういうことなのかもしれない。

あしただって、あさってだって、

2年後だって、

30年後だって、

50年後だってたのしみな今夜は、。

きょうでおわったってかまわないように、生きようとおもうんだ。

2016年11月3日

瞬集

きのうは休演日。

泥のように眠ったら、からだが3分の2くらいの重さになった。

毎日のスズナリはやっぱり贅沢で

残りの日数が減っていくのをながめては、さみしいきもちになったりもする。

毎朝さんぽをしてから、劇場に向かっているのだけど

地面を踏んで過ごすその時間に

舞台の上を踏む瞬間に
光速でふりそそぐあれこれを、

ゆっくり取り出して眺めてる。

こどものころは、何かを集めるのがだいすきで

きれいな石、帽子、ポストカード、スヌーピー、グルミット、ダンボ…

いろんなものを集めてた。

大人になって、何も集めなくなってしまって

執着がなくなってしまったのかなあ、と少し残念におもってたけど

ひょっとすると
形じゃないものを集めだしたのかもしれないな。

煌めく瞬間みたいなものを、
集めだしたのかもしれないな。

きょうもそれをひっそりかかえて

さあ、いってきまーす。