家望

近所の、いつもはあまりとおらないみちに

将来住んでみたい、家がある。

それはそれは高そうなのだけど

ちいさくて、なにより、よいかんじの家。

ゆったりしたベランダがあって

きっとあそこで珈琲を飲んだらおいしい。

あんなお家にくらせるようになろう。

なかなかよい目標。

24歳らしい、目標。

とかいって、いまのくらしはとってもすきで

ふかふかのふとんがあるだけで、
なんてさいこーなんだろうとおもってる。

晴れた日にさしこんでくるひかりが、きらきらと部屋を照らすのも

雨の日に部屋が濃紺におとされるのも

明け方に薄みがかった青になるのも

ぜんぶぜーんぶすき。

だから、いつかね。

かならずくる、いつかね。

くらしが目標なんて、
とってもいいなっておもいます。