allstar

おくればせながら

superendroller
『monster&moonstar』

無事に幕を下ろしました。

たくさんのご来場、ほんとうにありがとうございました。

あの時間から抜け出して、いま

ああ、とんでもなくふしぎな時間の中にいたなという心地がしていて

あの日、あのとき、あの場所に
たくさんの人が訪れていたことがふしぎでなりません。

と、いうのは

あの日、あのとき、あの場所が
存在していたことがふしぎでならないからです。

そのくらい、ふしぎな時間でした。

ことばのとおり、ふしぎな時間でした。

カーテンコールのあいだ

この作品をどう受け取ってくださったかとか
そんなことをとびこえて

このときをともにしたひとたちに
なにかいいことが起これ、起こる、

とおもったことが

その「ふしぎさ」のこたえのような、きがしています。



高校生役を生きるために、さまざまな感覚を呼び起こした日々でしたが

今回演じた「優」という役は
25歳、今のわたしでしかできない役で

高校生の当時はもちろん、
一年前でも、半年前でも、できなかったことのような気がしています。

「みんな」ということばを、意識的か無意識的か
何度も用い、つたえようとする彼女を生きることは

今のわたしでしか、できないという気がしているからです。

「みんな」をおもったり、つくったり、たしかめたり、ふたしかさを感じることが

わたしのなかで、大きなテーマになっていたように感じます。



でも、たしかにここにあつまっていた「みんな」は

同じ方向を向いて「みんな」を生み出すことをしていて

そのなかのひとりひとりに出会えて
すごせてよかったと
ただ感じる今です。

ほんとうに、それぞれに、
澄み通った気持ちの良いひとりひとりでした。



生み出したひとりひとりが
みにきてくださったひとりひとりが

ほんのすこしいいことに出会える今日であることを
心からねがって。

つぎへゆきます。

ありがとうございました。