うむ、。

やっぱり、なにかをつくるのがすきなのだなあ

とおもいました。

なにをつくるのでもよいのだけれど

なにかを、わたしのなかにあるなにかを

そとにぽん、とだすのが、すきなのだなあとおもいました。

そとにでるまでに

ゴゴゴゴゴゴと聞こえる音とか

わくわくわくわくわくわくと高鳴るのとか

ザザザザザザザと加速してゆく体感とか

そういうのがたまらなくすきなんだなとおもいました。



このたび、雑誌を創刊しました。

その名も『マリカ』といいます。

創刊号の特集は『福永マリカのアルバイト歴』としました。

なぜ雑誌を出版するにいたったか

そのことについても、本誌に書いてあるようにおもいます。

このところ、なんというかもっと「製品」になりたくて

わたし自身が、もっとツルッとした

パッケージングされた「製品」になりたくて

そのためにどうしたらいいかということを考えていました。

なにかをうみだして
人間味とか凹凸が見えるようになるのが嫌だなあとおもったりしていました。

たぶんそれは、これまでわたしが向かってきた方向に逆行するものだったのだとおもいます。

でも逆行した結果

いんや、やっぱりわたし、つくるのがすき!

という、もとのところにかえりました。

もっとつよく、おもうようになりました。

わたしにとって「製品」になるって、そういうことじゃないな、と

逆光のおかげでわかりました。

それからはもう湧き上がるがまま、創刊した次第です。

ああ、これを雑誌に書けばよかった。

そういうわけで、『マリカ』、創刊しました。

「気分刊行」として、気分が湧いたら次をつくります。

創刊号はわたしのいる場所で発売中。

通販とかも、のちのち、できたらいいのだけれど

まだまだリアクションもわからないので

ひとまずお会いできる場所で。

すでに手に取ってくださったかたは、ほんとうにありがとうございます。

たのしんでいただけていますように。

どうぞよろしくお願いいたします。