息をするパン

温泉がきもちよくなってしまった。

サウナがきもちよくなってしまった。

必要なものが必要なだけ入ってきたときの
からだってのは正直で

温泉がきもちよくなってしまった。

むかしは何分も浸かっていられなかったのに

サウナなんて入れた試しがないのに

いくらでも過ごしていられるようになってしまった。

きょうも銭湯がここちよかった。

湯上りのいつもよりつめたい風が
どうにもたまらなかった。

からだに必要なものはすこしづつ知らぬ間に変わっていて

からだがいいね!というものもすこしづつ知らぬ間に変わっている。

おなじ時間軸でも別の土地に行けば
からだが求めるものは変わる。

タイに行ったとき、信じられないほどたくさんのフルーツジュースを飲んだことを思い出す。

頭で決めたことをつらぬいていては
その変化についていけなくなってしまう。

自転し、公転する。

重なり合うものはいつもかわりつづける。



やることをやって

あしたはパンを作りたい。

そんなの気分がやってこないかぎりやらないんだから

あしたはパンを作りたい。、