よこからみるせなか

友達の仕事しているの初めて見た。

わたしはこの仕事をしていて

10歳からしていて

いつもの間にか友達も、仕事というものをしていて

いろんなわけで、とても不思議な気持ちになった。

友達の働く姿はものすごくかっこよくてたくましくて

わたしは自分の年齢を認識した。

でもその友達は学生時代からずぅとかっこよくて
だから実はなにも変わってないし、わたしの年齢も彼女の年齢も関係なくて

ただわたしにとって彼女がかっこいいというだけのことだった。

それでもやっぱり、わたしは社会人4年目の年齢になっていて

多分4年目で、と曖昧なくらい社会においての年齢がわからなくなる。

毎日生きてるけれど

社会のどこに生きているのか、実感する時間は少なくて

時折こうして社会と照らし合わせると

ここなのか、とおどろく。

でもわたしはどこでも、ここにいて

それだけでじゅうぶんだって、わかってもいる。

友達がかっこよくて

わたしはちゃんとうれしかった。

みんなに自慢したいと思った。

それは彼女も、
社会の中に位置取っているのでなく

彼女として今日まで、今日も、
懸命にあるからだった。