猫と僕と君

エンケンさん。

ライブで見た。エンケンさん。

ものすごくかっこよくて

なにか、こう、エンケンさんの全身からあらゆるながさの布切れのようなものが
はみだしておよいでいるのが
メデューサみたいなイメージでずっと焼きついていて

実際にそんな服装をしていたどうかは不明なんだけど

なんかすごい、そんなイメージが焼きついていて

いつも、いまも、
ここで歌うことがある

って感じがすごく鮮烈だった。

いま、ここで歌うことがあるひとがうたう

うたに限らずなんだってそうだけど、それってすごくいいっていつもおもう。

それはメッセージとかそういうことでなくて

うたうしかないことがある、というような。

とてもとても、すてきだった。

たぶんきっと、勝手ながらに

エンケンさんにはいつも、いま、うたうことがあって

いまこの瞬間もずっとあるんじゃないかとおもっている。