それぞれの時代

演劇女子部
『一枚のチケット~ビートルズがやって来る~』

全公演、無事に終了いたしました。

ご来場いただいた、たくさんのみなさま
本当にありがとうございました。

今回、出演する上で大きな目標になったのは
矢島舞美さんの姿勢を、今もう一度近くで感じることでした。


ただただファンだった舞美ちゃん
四年前に共演させてもらってから、
わたしなりにいろんな日々を過ごしました。

正直に書くと
一番しんどかった時期に
笑っている°C-uteをみているとわたしも笑っていて

本当にそれだけで大丈夫になれました。

そんな日々から

わたしが、わたし自身で笑えるように
楽しんで生きていけるようにならなければならないと思い

部屋を出て、たくさんの人と出会って
ちゃんと笑えるようになった四年間でした。

自分の生きている中の、今、このタイミングで
もう一度、舞美ちゃんと共演できたらと思い臨んだ今回。

久々に会う舞美ちゃんは、
変わらずに真っ直ぐで、正直で、本当に誠実で

そしてやさして
とてもつよいひとでした。

舞美ちゃんのやわらかな纏の中にある
ぴんとした背筋につまった
いろんな覚悟のようなもの

それを感じて
千秋楽に溢れる涙に、その覚悟がにじみ
一層つよくてやさしいひとだとおもいました。

いろんなことを見つめなおしました。

舞美ちゃんの、聞く姿勢に
居住まいを正しました。

やっぱりずっと追いかけたい背中だと思いました。

今回、いろんな道を走って来た人があつまって
ひとつのものをつくりました。

正しさ、ということばはあまりすきではないのですが

生きてきたこと、そのものを正しさと呼ぶならば

いろんな正しさをみました。

そしてそこには、それぞれに鍛えてきた筋力があって
それぞれの魅力や強さがありました。

芝居においても
人としても

自分ができないことについてたくさん実感する日々でした。

でもそれは
自分がやってきたこと
やってこれたことについても
深く実感する日々で

自分をよく見つめ直す時間でした。

物語の舞台である1966年

新しい時代の幕開けにも
きっとたくさんのひとたちの
生きてきたぶんの正しさがあったはずで

そんなとき
だれかの正しさを受け入れるには

その人にだって生きてきた時間があることを
ちゃんとわかっていなくてはならないなと

とても感じました。

わたしが演じた、保守派の政治評論家は
頭ごなしに否定をする人間でしたが

それでもわたしなりに彼を擁護するならば

きっと彼にも、生きてきた時間があり
青春を救ってくれた音楽があり
時代に押し流される恐怖があったのだろうと思います。

わからないけれど。

みんなみんなの正しさを受け入れるなんて難しいけれど

みんなみんなが生きてきたことをちゃんと知っている

それだけはちゃんと、していたいと
噛みしめている今日です。

今回、この作品を作るにあたり
出会ったひとりひとりの魅力に
本当に惚れ惚れしました。

みんなのすてきを、少しずつもらって
もっともっと
つよくやさしくなりたいです。

お越しいただいたみなさまも
あらためて、本当にありがとうございました。

温かい視線、拍手に
温かい心をおすそ分けしていただきました。

またこの温もりをお返しできるよう
これからもわたしなりに走り続けます。

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