だいちょうぶ



さいきんのここちの話をしたら

姉から「体得したんだね」
という言葉をもらって

はあ、
「体得」ということばを、体得した心地がした。

こういう
「わかる」という瞬間を浴びると
「わかっていない」ことがよく「わかる」。

わかったことなんて
まだ片手でかぞえられるくらいかもしれない。

メダルの数みたいな
賞状の数みたいな
そういうイメージ。



このごろ、人と生きるうえでなんとなく
みつけたからだの感覚があるのだけれど

きのう、それが

去年の春頃に夢で

「自分がいろんな国の大地になって、いろんな人を大地としてみていた」

あのときのからだの感覚に
似ているとおもった。

そういえばその夢を見た朝
こうなれたらいいなって、おもった。

わたしはわたしで
あなたはあなたで

なにもすることはできないけれど

てをひろげて
めをつむって
いることはできる

ような。

そうなれたらいいなとおもっていたからか

そう、からだが「慣れた」気がする。

なにもできない

生きてるうちにげっとできる
メダルや賞状の数は限られてるけど

でもそれでよくってそれがよくって

そのたいせつなひとつ、ひとつを
部屋に飾るのがわたしは、すきだな。




さて次回出演作品の
チケットが発売になりました。

今年の出演一作目になるんですね。

日々脈々と変化しているものでして
今はどんな風に芝居をするんだろうわたし。

たのしみです。

そんなふうにしてやってます。

ぜひみにいらしてください。

きっといいです。

下北沢演劇祭参加作品
MU
『このBARを教会だと思ってる』
2018年2月21日(水)〜26日(月)
下北沢駅前劇場
下北沢駅南口目の前

脚本・演出 ハセガワアユム(MU)

詳細はこちら

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いい年になるように
いい一作目にいたしましょう。
よろしくおねがいいたします。