みちかけ



演出はたのしいです。

ちょっと泣けるくらいたのしいです。

ひととわかりあえることって
ことばが通じることって
そうそうないとおもっていて

それはもうわたしの中では絶望ではなくて

もっと通り過ぎた前提のところにあって

あるとおもっていたけれど

いまこうして演出をしているときは

「わかる」と本気で信じていて
ちいさなちいさなちいさなせかいで信じていて
祈っていて

わかろうとしていて
わかってもらうために尽くしていて
互いにそうあって

なんというか
それはそれは
ほしかったことで

だから少し泣けます。

ごめんなさい
とても個人的な話です。



一人芝居ってやっぱり
究極に一人です。

それをつくっているから
究極に一人なんだけど

人生で一番
誰かとわかろうと
わかってもらおうとしてるから

究極に
一人じゃないとも思います。

究極に一人になれば
誰かと手をつなげるんじゃないかって
ずっと思ってました。

わかりたいとか
わかってもらいたいとか
エゴだなって思ってたけど

こんなふうならそれでもいいかもしれなくてしれなくて
やっぱ泣けます。

なにかをつくるって
とくべつだけどとくべつじゃなくて

そんないちばん
根源的なところにあるんだなと
おもったりしています。

APOFES2018出品作品
「けつろ」
脚本・演出 福永マリカ
出演 関森絵美
1月17日(水)17:30
21日(日)19:00
28日(日)16:00
¥1500
APOCシアター千歳船橋
ご予約はこちらよりよろしくお願いいたします。



さて、初めて演出に徹している日々は新鮮ですが

2月、舞台に出演することになりました。

下北沢演劇祭参加作品
MU
「このBARを教会だと思ってる」
脚本・演出 ハセガワアユム
2月21日(水)〜26日(月)
下北沢駅前劇場
詳細はこちら

初めてのMUさん
そして下北沢演劇祭参加です。

未知も未知なのですが

このタイトルがすでにグッときています。

1月を経た2月
どんなふうに祈るのか
はたまた祈られるのか

おたのしみに。