このたび、株式会社ギフトに所属いたしました。

平日チーム
『リブ・リブ・リブ』限定シャッフルキャスト公演
@下北沢CONA
9月27日(水) 9:00
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『いつものいつか』(脚本)
@下北沢CAFE VIZZ
9月10日、17日、24日(日)9:00
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◉ミュージックビデオ

KANA-BOON『バトンロード』
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シンクロリウム『ロングスリーパー』
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◉映画
『漫画誕生』
2018年夏公開予定

◆エンターテインメント深堀トークバラエティー


2017年9月25日

あたらしい色に頬染めて



4年に一度のオリンピック

4年に一度のうるうどし

4年に一度ってなんかあるなあ

と、この頃
なみに寄せられたどりついたものたちをながめながらおもっていたら

こんなことになりました。

この冬、矢島舞美さん主演舞台
演劇女子部
『一枚のチケット~ビートルズがやってくる!~』
に出演することになりました。

一ファンとしても、だいすきで
尊敬する同い年の舞美ちゃん。

だいすきな°C-uteから、舞美ちゃんがひとりひとりになってはじめての舞台。

そこにご一緒できること、とてもうれしくおもいます。

4年前、舞台『さくらの花束』で舞美ちゃんと共演してから

月日が経ってまたこうして会えること

ただでさえ、二度会うことはなかなかない
広い世界で

とてもとても、うれしく
ありがたいことだとおもいます。

4年前はほぼ二人芝居で
たくさんの会話を交わす時間を過ごしました。

真摯に取り組む舞美ちゃんに
毎日背筋を正すわたしでした。

おもえばあれからわたしはずっと
舞台に立って芝居をしています。

いつみても、凛と清らかな舞美ちゃんに
またたくさんを学ばせていただくとともに

この日々を過ごしてきたいまのわたしで、目一杯のぞみます。

そして今回、なんと、ミュージカルということでうたったりおどったりしそうです。

実はミュージカルって、ほとんどやったことがなくて

うたっておどる機会はあっても
ミュージカルってきっとはじめてです。

この仕事をはじめて秋で15年、
またはじめてに出会います。

挑戦はつきません。

きっとたのしい時間を
挑みながらつくります。

どうぞよろしくお願いいたします。



演劇女子部
『一枚のチケット~ビートルズがやってくる!~』
2017年11月27日〜12月3日
紀伊国屋サザンシアター TAKASHIMAYA

☆チケットの先行販売が本日18時より開始しました。



2017年9月24日

パンとコーヒーと物語と、

あさからずっと
きょうのことはかいておこうと
ずっとおもっていて

くちのなかに、あたまのなかに、
こころのなかに、
からだじゅうに、ふくんだものを

こぼさないようにあるいていたんだけれど

どうやってわたしのなかからだしたらいいのか
まよいあぐねてたら、よるになった。

それはとってもふくよかなじかんで

いちにちかけてもういちど
そのとてもきれいなものを
ぜんしんにくゆらせていた。

けさは朝劇下北沢で

『いつものいつか』という作品の
ひとつの到達点を
みたきがした。

それはわたしが書いた、という事実をぬきにした
現象としての
そこにおこるものの ひとつの到達点を見たという意味で

だからはずかしげもなく
そんなことを言ってしまおうと思った。

ゲストの藤村聖子さんが物語のなかで
セリフにはなかった「ああ、いい朝だ」
ということばをはなって
その空間を去ってくださった。

そこに起こること
ちいさな、ちいさな、機微
全員がそれに目を凝らし
こぼさないように手渡していったさきに

とてもシンプルなことばを置いて帰ってくれた。

本編が終わり、アフタージョイでミニライブをしてくださった
「おとなり」のおふたり。

ふいにうたいはじめた
『パンとコーヒーと物語』という曲に
「朝劇」という歌詞が登場し
その曲が朝劇下北沢のために書いてくださったものだと気づいた瞬間

おどろきがせきとめをこわして
反射のようにあらゆるすべてがあふれてしまった。

ちいさな、ちいさな、日々
知らないうちに、知らないところで
だれかが、
想像しているよりもずっとずっとたくさんのひとが、
そのちいさなかけらを拾って
つないで、つむいで、いてくださっていること

そこにある時間や思いやなにかへの想像が
一瞬のうちに宇宙みたいにひろがって
どうにもかかえきれなかった。

ちいさな、ちいさな、自分ではかき消してしまうような
あらゆるものを
ここで、どこかで、だれかが
日々つかまえてくれていることを知って

いつもそうであるのに気がつけないことはおろかだけれど、

なによりもその偉大さに
爆撃をうけるようにからだがうたれた。

とてもおおげさにきこえてしまうけれど
ほんとうにそうだった。

そのことを、そのときのからだの感覚を

どうにかして書き残そうと
けさからずっとおもいあぐねていたのだけれど

けっきょくのところ、いまも
うまく書き残せる気はしていない。

だれかとだれかの触れた瞬間

そこにはいつも
ちいさなおおきな
ビッグバンがおきている。

まぶしいくらいの閃光が
すべてをみえなくさせるくらいに一瞬を照らしたあとに
何かが見えるような一筋の光を残してくれる。

ありがとう。

ありがとう。



2017年9月23日

しゅうぶんのぶんしゅう

秋分の日。

ぱたん、と一年がおりかえされる、まんなか。

ちょうどわたしはまんなかの心地にいて

ふしぎなくらいほそいところに、安定して立てているようなかんじがする。

感じたことのない心地。

すこしまえにふれた、自転車に乗れるようになる感覚に、すこしにてるかなあ。

ひとすじのみちに、すっとはまって、まっすぐすすめそうな。

あらゆる混沌が
混沌のまま
身をまとってくれてあったかいような。

きょうは高校二年生の女の子と話す機会があって

受験がしんぱいで焦っている、っていうもんだから

大丈夫だよ、なるようになるよ

と言っておいた。

17のころを思うことが多い最近は、彼女くらいの頃のわたしとよく話す。

17のわたしに、感謝する機会がおおいからだ。

17のわたし、頑張っていてくれてありがとう。

あなたのかわりにいまは、まわりにいてくれるすてきなひとのあたたかさに

ちゃんとかおをうずめて過ごしているよと

はなしかけたいきもちだからだ。

誰かのやさしさにもたれかかることができるようになったとき、

ほんとうにひとりで立てたのなら、と

おもう25さいなのである。

いつのときも、あたらしいことをおもう。

いつのときも、そのときだけの実感が尊い。

だから17の彼女に、いまのうつくしさを浴びてほしいと切におもった。

あせりもうつくしさかも、しれないね。



ひとりと、ひとりじゃないを

つよさと、よわさを

おりかえしたいまのわたしは

そのあいだのかすかなすきまを

すーっとはしれそうなのだった。

2017年9月22日

いわ

雨があまり、気にならない。

気圧の変化は気になる。

傘も、気になる。

しかし雨はあまり、気にならない。

そういうわけで、よく傘を忘れる。

意図的にも、忘れる。

今日も意図的か無意識か、傘を忘れて

まあいっかとおもいながら雨の中を歩いていた。

ずんずん歩いていた。

一駅分くらい、ずんずん歩いていた。

ずんずん歩いてしばらく経って、からだが重くなってきて気付いた。

あれ、これ、傘をささないレベルじゃ、ないな。

するとズァーーーーー!と凄まじい音を立てて雨粒が地面を打ち始めた。

「そうだぞ!傘をささないレベルじゃないんだぞ!!」

あんまりに気にしないわたしに、雨が主張し始めた。

ジーンズの色が全面にワントーン暗くなって
もう、もともとこういう色のジーンズだったな、という頃合いになり

ようやっと急ぎ足で駅へ向かった。

駅に着くと、からだじゅうから水が垂れていて

みちゆく人が振り返るようなありさまだった。



このごろ、普段あまり出会わないような人たちを目にすることが多くて

話すリズムやことば、表情、行動、雰囲気のすべてが見慣れないものだから

ああ、なるほど世界は広い、とおもっていた。

その全員にとって、当たり前だけれど
自分が基準で、普通で、

だけどわたしにはまったく、普通じゃない。

そのひとたちの普通を盗むのと同時に

自分の普通の音やことばや行動を
反芻してみることにした。

違和感を感じるのはもちろん難しいけれど

誰かにとっては異様なのかもしれないと
おもっていることはできる。

びしゃびしゃで電車に乗るのは迷惑で
ホームでぼうっとしながら

これはわたしからみても異様だな、とおもった。

まあきっとあすも、天気予報は、見ない。

2017年9月21日

よるがあけて

いろんなことがふいに、たいらかになった日だった。

しずんでしまうようなことも、
すこしうきあしだってしまうことも、
うしろむきになることも、
まえむきになることも、

いろんなことが、たいらかになってしまう日だった。

すーっと海がないで
風がないで

きれいな一直線をえがいてくれるような日だった。

じぶんの音が静まると
そこらじゅうにささやくちいさな音が
よく聞こえるようになる。

おはよう。

きょうをおえたら、珈琲をのむのがたのしみです。

2017年9月20日

一声

仲代達矢さん×春日太一さんのトークイベントに行ってきました。

満員満員で、後ろの方の席に座ってしまった私は

おふたりのお顔を見ることはできなかったのですが

これはチャンスと、うつむいてお二人の声だけに集中してお話を聞くと

とても、とても、よかった。

今回は「仲代達矢が語る日本映画黄金時代」の発売イベントだったのですが

その中にも仲代さんが、声を大切にしていらっしゃることが書かれていて

意識の澄み通ったその声、振動から伝わるもの

またその声で語る、役を通さぬ仲代さんご自身のことばは

きっとこの機会にしか耳に届かないもので、本当にかけがえのない経験でした。

仲代さんのユーモアでつくる風通しに色気を感じ

また、仲代さんの文脈に、お餅つきの手水のように心地よく入る春日さんのことばに

お二人の素敵な関係を感じました。

仲代さんが春日さんを大切に思われていることを感じ、とてもうっとりとしました。

短く貴重な時間の最後、

そこに足を運んだひとりからの
「迷うことばかりで人生が苦しい」といった内容の質問に対して答えていらした

仲代さんのおことばと、その響きが
生きて生きても、今ここに新たに生きて震える音で

今ここで生まれたばかりのことばと、声と、響きと、振動で

わたしはからだじゅう震えるおもいでした。

新しく生き、新しく生き、
ただそうしていこうとおもいました。

2017年9月19日

ほうこう

ずっと気になっていたことは
ほんの5分で済んだ。

だいたいそういうものなのだと、片付いた瞬間思い出すのに
どうしていつも忘れて不安の中でごろごろしてしまうのやら。

それでも今日は、その安心がうれしくて
なによりそれまでのきょうがうれしくて

景色をゆっくり眺めながら
壮大だなあとつぶやいて帰った。

おいしいごはんと、あんしんするえがお
人の話に涙が出たり
よかったねと心で抱きしめたり
あしたのことをそうぞうしたり

そういう時間に恵まれて
わたしは豊かな今を思った。

知らない街の路地裏の珈琲屋に立つあの女性は
その風景の中で主役だったこと

広島で出会った語り部のおじいさんは
その風景の中で主役だったこと

あの日の美味しいお酒と肴を出してくれた店主は
その風景の中で主役だったこと

今日わたしをあんしんさせてくれたひとたちは
その風景の中で主役だったこと

わたしの中でいきいきと浮き立った
彼、彼女たちのその輪郭は

とても揺るぎなくわたしに焼き付いて

豊かに生きる姿がどれほどになににもかえがたいかを
てにとれるまでおぼえさせてくれる。

豊かに生きるその人たちの
光の層や、日々の層、たくさんの人との時間の層
出会ってきた思いの層、これから待つ彩の層

あらゆるものが彼、彼女らを包み
柔らかく鮮明にまとって

どうにもその景色に
美しく浮き立つ。